ミステリーの記事一覧

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「悪党」主人公は一人で 短編一話完結タイプで7章あり。犯罪の被害にあった、家族や関係者はその加害者を許すことができるのか、贖罪とは何なのかを描いています。

最近は年齢のせいか、読んだ本の内容を少し時間が経つと完全に忘れてしまいます。それで、このようにメモを残しておけば、人にこんな本ですよと紹介することもできるのではないかと思いました。

登場人物が誰なのか、わからなくなってしまうことも多々あります。そんなときに利用してください。

「プロローグ」主人公の高校時代の姉のゆかりが殺害された時の話

佐伯修一 主人公 高校生 サッカー部
父 床屋
ゆかり 殺害される 姉 高校生 サッカー部マネージャー
松山 ゆかりの彼氏
田畑さん 常連客
第一章 「悪党」坂上という男が昔の犯罪に対してどのような気持ちを持っているのかを、依頼される。

坂上洋一 調査対象者 振り込め詐欺の若者のまとめ役
遠藤りさ 介護ヘルパー 坂上の彼女 同棲している
佐伯修一 主人公 探偵29歳 元警官四年前懲戒免職、前科あり
細谷博文 依頼人 11年前、息子の健太を坂上に殺される
木暮正人 40半ば 探偵事務所所長  12年前まで埼玉県警
お染 事務員
第二章「復讐」16年前自分を捨て弟を見殺しにした母親を捜してくれという依頼を受ける。

第三章「形見」加害者家族とその加害者の母親の形見分けについての話。形見とは何なのか。その形見にこめられた加害者家族の思いとは何か。

田所健二 主人公の姉のゆかりを殺した犯人のうちの一人。今はラーメン屋を経営し成功している。
依頼人 松原弥生 34歳
調査対象者 松原文彦 弥生の弟 母親が末期ガンで文彦を掛川の病院まで連れてきてほしいという依頼。文彦は15年前に女子大生を暴行して、殺害している。当時文彦は高校生。弥生、母親ともに5年前に身元引受人になることを拒否。
現在仕事もなく、ネットカフェを転々としている。    

第四章「盲目」
信用金庫職員の女性が横領して、それは、男に貢ぐためだったのではないかと考えた彼女の兄がその男を捜してくれと依頼してきた。意外な結末

町村幸雄 依頼人  大手銀行の係長 沢村を捜してほしい。彼は妹の恋人。
町村優子 妹 信用金庫 4年前に4千5百万円の横領で逮捕される。3年の懲役。
     親が持ち家を処分して半分を返済。本人は出所して、ひとり暮らし。
沢村祐二 ワールドトレジャー代表取締役 

第五章「慟哭」
一人娘を殺された弁護士が、今まで自分が弁護して罪を軽くしてきたが、それが、本当に正しかったのかを自らに問う。所長の隠された過去及び主人公との意外な関係が明らかにされる。主人公の協力者のはるかに・・・

寺田 姉のゆかりを殺した犯人の一人。わいせつDVD販売。
松山俊介 かつてのゆかりの彼氏
鈴本茂樹 弁護士 依頼人 55歳 休職中 一人娘を殺される。
久保田篤志 強姦事件の犯人 探す相手 弁護を担当した被告人
はるか キャバクラ嬢 主人公の協力者 本名冬美 襲われる
榎木和也 姉のゆかりの犯人の主犯 鈴本はその弁護士だった。
木暮 所長 娘を久保田に強姦される。娘は自殺。かつて刑事で主人公が高校生のときに犯人を殺そうとしたのを止めていた。

第六章「帰郷」
冬美が寺田に暴行される。田所に寺田は金を要求。この後、話に動きあり。
斉藤 刑事
 柏木俊之 主人公の警察学校の同期

第七章「今際」
所長は主人公に最後の仕事として姉を殺した犯人の榎木の捜索を依頼する。最後に榎木を見つける、病院に入院している。復讐するのか、しないのかは読んでみてください。

依頼人 木暮正人
調査対象者 榎木和也

第八章「エピローグ」
冬美が登場で終わりです。

ミステリー

「天使のナイフ」を読み終わりました。作者は薬丸岳さんです。この作品は第51回江戸川乱歩受賞作品です。
主人公は桧山貴志でコーヒーのオーナー店長をやっています。彼の妻の祥子が中学一年生三人によって殺害される。
そして四年後、その犯人のうちの一人が殺害される。
刑事が桧山が犯人ではないかと彼のところを尋ねてくる。
物語はこのようにして始まる。
当時だと少年は罪を犯しても罰を与えられるわけでもなく、ただ自由は制限されるが、児童自立支援施設で過ごして、何事もなく、社会に復帰する。被害者は彼らの名前もどうなったかも知らされつこともない。

前半は少年法に対して、被害者家族がどんな思いで過ごしているのか、こんな不公平な法律はおかしいんではないか。
そんな社会的なテーマやその主人公の桧山の苦悩などが語られる。
しかし、後半になると、ネタバレになるのであまり、言えませんが、妻、少年たち、アルバイトの女性など、いろいろからんで、ドタバタ、二転三転していきます。

後半はストーリーを追うのに、精一杯になって、感情移入ができなくなるかもしれません。
だから、後半はストーリーの展開を楽しんでください。

参考までにこの作品の特徴をよく言い得ている乱歩賞を選考した評を引用しておきます。
綾辻行人
「受賞作となった薬丸岳氏の『天使のナイフは力作である。犯罪被害者と少年法という、昨今論じられることの多いテーマに正面から取り組みつつ、被害者側だけでなく加害者側の視点もきちんと押さえながら「罪と贖罪」の意味を問う。~序盤はややもすると地味な模範解答を読まされているような気分にもなるのだけれど、中盤以降どんどんと話がおもしろくなる。最終的に立ち現れる物語の構図は非常によく考え抜かれたもので、大いに意表を衝かれるととに感心させられた。~」
「天使のナイフ」登場人物のメモ、読むときの参考にしてください。
主人公 桧山貴志 コーヒーのオーナー店長 中学三年生のときに交通事故で両親を失う。 伯父の家で育てられる。 娘 愛実 保育園に通うくらい幼い
妻  祥子 中学一年生三人によって殺害
澄子 妻の母

早川みゆき 妻の中学時代の親友

少年A 八木将彦(やぎまさひこ) 行動の自由を制限される児童自立支援施設送致
事件前に万引き、恐喝で補導歴あり、
少年B 沢村和也 17歳 定時制高校 殺害される 大宮公園 埼玉の施設へ送致
加藤友里 沢村の彼女、桧山を襲う

少年C 丸山純 保護観察処分 八木のパシリ

みゆき 保母 残業して桧山を待っていてくれる

歩美 バイト

貫井哲朗(ぬくいてつろう) ノンフィクションライター

改正少年法メモ
2001年改正少年法施行 14歳以上で16歳未満 刑事罰を科す
16歳以上で故意の犯罪行為によっての殺人は家裁から検察庁に逆送されて刑事処分を科せられる

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